この前の日曜日の夜にMrサンデーで元ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が来日すると言うことで彼の演説や日常の生活の紹介をしていました。彼の話は何度かテレビで取り上げられていたので結構何度か目にしていたのですが、彼がインタビューの中で日本人は幸せなのかと何度か言っていたのをみました。確かに彼の演説で言っているのは正論で、まさにその通りだなあと感じましたね。各国経済を盛んにして国力を大きくしていこうとそれを目標にしているけれども、その追求が正しいのかな?といっているのですね。生活が豊かだということはなんなのだろうと言うことですね。いろいろな欲しいもの、有るといいかも、手に入ればうれしいなどで生活の豊かさを感じようとすると、その豊かさを手に入れるために、収入を増やすために必死に働く、お金が得られるためならといろいろな手段で収入を確保しようとしている。まるで必ずしも必要でないものまで手に入れようと、消費のために働くという生活を日本では送っていないのかなと質問している気がしました。日本には知足安分という言葉があります、安分という分に安んずという言葉はある意味身の程を知り分相応にしろという意味もあるので、小さく身の程で慎めという意味では好きな言葉ではありませんが、知足というのは足るを知るということで、重要な言葉だと思うのですね。ムヒカ元大統領もそういうことを言っているのだと思います。あんなことをしたい、こんなものもあるといいというような欲求には限りが有りません。その望みを叶えていくためには無尽蔵にお金が必要で自転車操業のように消費に使うお金を稼ぐという経済になっていないだろうかと言うことです。彼は結構老朽化した家に住み、古いフォルクスワーゲンに乗り、大統領時代の給与の9割を返上して、でも夫婦それで暮らせるから幸せだと言っているのです.以前ヒッチハイクの人が手を上げてやっと止まってくれた車に乗り込んだら、大統領と奥さんが乗っている車だったという逸話を聞いたことがあります。で、番組の終わりに宮根誠司が立ち飲みの居酒屋で話でもしたいというような締めくくりをしたのを聞いてがっかりしました。膝つき合わせて腹を割った話がしてみたいというのはいいですが、もし元大統領が聞いたら、おそらくこう答えるのでは無いでしょうか。話をしたいのならそんなところでお金を使わなくても、自分のうちか貴方の家でお話をしましょう、お酒がいるのなら持って行きますよというと思うのですが。
2016.04.05更新
閉経
人間にどうして閉経があるのか、というテーマで研究をしている人たちがいて、少し前に講演を聴きました。生物学的と言うよりは数理学的 に研究していて、コンピューターなどを駆使して研究をしているのですが、内容は雄と雌のもともと対立構造があって、その影響でいつまでも排 卵・妊娠を繰り返すよりは、娘の妊娠・出産を手伝うようにというように男性の遺伝子が働いていると遺伝子のインプリンティングの話を交えて説 明して見えましたが、シャチやシロナガスクジラも閉経があるが祖母に当たるものが子育ての役目はしていないことについて聞いたのですが、明確 な説明はありませんでしたね。卵子の幹細胞もあるということが現在ではわかってきているのですから、なぜこの幹細胞が出生後活発に働いて次か ら次へと卵子を作り続けないようになっているのか、何らかの遺伝子が働いてこの細胞に抑制をかけているのではないかと思いますね。それが雄の 遺伝子なのかはわかりませんが。自分の遺伝子のような気もします。これ以上の年齢で妊娠・出産は危険だと自発的に作り続けないように働いてい ると考えた方が自然な気もしますがねえ。無理に雄と雌の遺伝子の対立から起こるというように説明しなくてもと考えてしまいます。雄は自分の遺 伝子を持った子孫が増えればいいと言うことで死ぬまで精子を作り続けているわけで、雌は自分の子孫を自分のお腹の中で育てて産んで育てればい いわけですから無闇にたくさん有無と言うよりも自ずから世話の出来る範囲内で産もうと言うことになっていても不思議はないと思うのですがね え。
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2015.11.15更新
Jet Stream
昔ラジオ放送でJet Streamと言う番組がありました。かなり有名な放送でしたから年配の方ならご存じでしょう。ミスターロンリーの音楽に始まり、城達也の歌うが如くのロマンティックなナレーションを毎晩聞いて、まるで大空に飛び立つジェット機の乗客になったかのような気分を味わったものです。食道癌で20年前に無くなられているのですが、滅多に覗かないレコードショップでJet StreamのCDを見つけ1枚買ってみ、聞いてみたところあまりの懐かしさに後のシリーズものをすべて買ってしまいました。その後何年かたって母も通販の広告で見つけ1セット買ったのですが、内容が少し異なっているのですね。城達也という人はいろいろな俳優の吹き替えもして見えたのですね。たとえばスティーブマックイーン、ロバートレッドフォードなど、更にナレーションは数限りないのですが、イメージが壊れるといけないのでと言うことで顔をテレビで見せたことがなかったのですね。そしてJet Streamの録音の際は貴重のイメージを大事にしてスーツを着てスタジオの明かりを落として録音されていたとか。こういう人を本当のプロというのでしょうねえ。感心するとともにプロ根性に尊敬の念を抱いてしまいます。私も一応医療のプロに属するのですが、そういう話を聞くと身が引き締まる思いがしてしまいます。体外受精胚移植治療を始めて30年以上が経って、このようなJet streamを聞いていたりすると、昔の事に思いを馳せ、あれやこれや思い出します。初めて患者さんの妊娠反応が出た日のこと、超音波で胎嚢を確認したこと、何とかお役に立てて喜んでいただけた方のこともよく覚えておりますが、あれやこれや考えられる方法を試みても結果が出ず、タイムリミットが来てしまいお役に立てなかった方のことがもっと心に残っています。そのことを考えると胸がきゅっと締め付けられ、酸っぱいものが喉に上がってくるような気がします。一人でも多くの方に喜んで貰えるように更に勉強を続けなければと思ってしまいます。なかなかこれという素晴らしい治療の発表がないのが悩みです。しかし、従来の不妊治療と異なる方法での生命の誕生に対する研究は著しく、おそらく5-10年のうちにパラダイムシフトのようなエポックメイキングな発表がされると思っています。現在のような治療方法が一変するのかも?それが良いかどうかは別ですが... そんなことを考えているうちに、夜空では秋の星座を蹴散らすようにオリオン座が東の空から昇ってくるようになりました。そういえば獅子座流星群の出現が18日に迫ってきております。牡牛座の流星群は生憎のお天気で見られませんでしたが、流れ星に一人でも多くの方に幸せが訪れますようにと願わざるをえません。
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2015.06.02更新
月曜から夜更かし
人間最後は動かない石などの静物に趣味が移るという話をどこかで読んだことがありますが、私は昔から岩石、鉱物も好きですね。宝石のようなものはあまり好きではなく、岩石なら黒雲母花崗岩とか石英斑岩などのように模様が浮き出ているものが好きですし、珪化木なんかも趣がありますね。太古の水を閉じ込めている石なども外から覗き込んで、中に閉じ込められた水のことをあれこれ考えたりあまりのも好きです。こんなことを書いても訳が分からないと思いますのでここいらまで。
まあでも石が好きと言っても、仙人のようにまだ枯れた心境には至ってはおらず、相変わらず至って煩悩いっぱいの毎日を送っているのであります。
次回は「冷やし中華はじめました」です。さて何のことでしょうか.。。
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2015.05.24更新
アレルギー性の喉頭炎
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2015.05.22更新
水戸黄門
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2015.01.24更新
冬の空と戦争

久しぶりに12時少し前に家の外に出てみました。昨日の雨と今日の風の強さから、いつの間にか北東の空に北斗七星がくっきりと輝いています。冬の夜空の象徴であるオリオン座は南の中心を外れ西の方角で輝いています。オリオンのベルトもくっきりと見え、空気の澄んでいることを感じさせます。さらに今は、南を少し外れて冬の大三角の一角を担うシリウスの輝きよりもひときわ明るく木星が光を放っています。オリオンのベテルギウスも輝いて見えているけれども、この光は何万光年の前の光を見ているにすぎず、今はもうこの星は爆発してなくなっているかもしれないというような話を思い出したりして見ていると、人間が地球上に発生して今までの時間は、地球ができてからの46億年を1年として例えてみると、大晦日の最後の30分にも満たないとされますが、この夜空に広がる宇宙史の時間軸の中では一瞬の瞬きの時間にもならないんだなあ、そうなると自分の人生における悩みや、日頃のストレスなどなんてちっぽけなことなんだろうと、心が落ち着き澄んできます。しかしこんな時でも闘争本能のおもむくままに悲惨な戦争が繰り広げられています。中東などでは今の日本よりもずっと空は澄んでいるはずですから、みんな戦うのを止めて、夜空をじっと見つめて、大勢の勢いに流されている自分ではなくて、たった一人の人間として自分の今やっていることは何なのだろうと、自問自答してみてほしいものだなあと思ってしまいます。
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2015.01.08更新
地下鉄内の携帯電話(スマートフォン)
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2015.01.02更新
お正月の雪
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