院長のひとりごと

2024.02.05更新

今日は暦の上では立春なんだそうです。撮っても聞こうにあっていないのですが旧暦の立春。まあ確かに昨日実家に行ってきましたら、なんとなんと河津桜の花が咲き始めていました。確かに自然界の生き物は春の到来を感じ取っているようです。河津桜

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2024.01.08更新

本日1月8日に愛知学院大学の新年交流会に産婦人科医会の会長の代理で出席してきました盛大な会でした。この会の中で研究室の現在までの業績、兎唇口蓋裂の先天異常を持っ新生児治療についての現状についてもご披露がありました。私たちが産婦人科医となった48年前の時代とはかなり治療についても進歩していることについては、研究室を主宰して見える夏目教授に1年少し前に愛知産婦人科医師会の会員宛の会報誌にお願いして執筆していただいていてある程度は理解していたものの、実際に手術の完遂度を高めるための手術前からの治療、手術後の赤ちゃんの成長に伴う変型などに対する矯正のための手術などをスライドでお見せいただいて、最後には治療されて成人されて見える方の現在の口もとの状態を紹介されました。全く痕跡を認めないほどきれいに修復されているのを見て驚愕いたしました。この口唇口蓋裂センターを夏目教授が立ち上げられて32年ほどになるのですが、口語障害やカウンセリングなど多岐にわたる職種の方達との連携を密にして治療に当たって見えるのがわかり感心いたしました。1000分の1の確率でこの障害を持った赤ちゃんが生まれてきます。実際にこの障害を持った赤ちゃんが生まれて来るときに立ち会った産婦人科医は、一瞬息が止まるほどショックを受けるとともに、この子の母親赤ちゃんを見たときに抱く気持ちどれほどだろうかと思い気持ちがもの凄く落ち込みます。今日の会での治療に関する状況の詳細が具体的にわかり,少し救われる気もしました。しかし,最終的に望まれるのは、この疾患の発生を予防できるような治療方法が一刻も早く実際に応用できる様になることで、産婦人科医である私はそれを願うばかりです。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2024.01.02更新

令和6ねんがんたんそうそうから、能登地方を震源とするマグニチュード7を越える地震が起こりました。新年を言祝ぐ正月早々からの大きな地震で、名古屋でもかなりの揺れを感じました。地震警報で携帯やらテレビやらアップウォッチ空の警報の後2-3分で揺れが来ましたが、あのくるぞくるぞという時間を経て実際に長く大きな揺れが来たときは流石に一寸肝を冷やしました。しかし元旦早々からこの地震で被害を被っている方達のことを思うと気持ちが沈みます。テレビでも輪島で火災が発生している事を伝えており、消火活動が遅れて夕方、夜にかけて火災が拡大して消火活動がままならない様子がわかります。正月早々、この寒い中に休む場所や財産を失った方達が多く見えると思うと心が痛みます。一刻も早く復旧と支援が広がるのを待ちたいものです。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.07.28更新

夜寝る前にいろいろな本を読みながら寝落ちしております。種類は雑多ですが、鉱物の本、科学技術の本、愛知名古屋に関する本など様々ですが、愛知名古屋に関する本は少し前から書店の一角を占める様これを読み始めたのは尾張名所図会という本でたまたま本屋で見つけて面白いなあと買い求めてからで、それからあれやこれや愛知や名古屋に関する本がいっぱい出てくる様になって本棚に10冊以上になっております。一番最近見つけて読んでいるのが名古屋発半日徒歩旅行という本です。単行本サイズでお恥じようなタイトルの本が以前出ていたので、続編かなあと思って買ってみたのですが、内容は全く違っていて別の本のようです。中身が結構面白くてただぶらぶらと歩き回るのではなくて、前もってそこまでの交通のアクセス方法からどのように巡るかとかもわかりやすく書かれていて、写真もこの手の本にでは多く、その写真の解説もついていて非常にわかりやすく、寝っ転がって読んでいるだけなのですが、なんとなくその場に出かけている様な気にもしてくれます、著者の巡る先の歴史的な事もよく調べてあって、その資料に実際にその土地の人たちから聞いた事の加えてあって、他の観光解説書とは少々違っていて筆者のその土地土地への思い入れが文章から感じられる本です。是非お盆などでお暇な時間がある方は読んで見るのも良いかと思います。

単行本

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.06.05更新

今日帰途中にドーン、ドンと響く低音が響いてきたので、外を見ると花火が見えました。そうか6月になったので,熱田祭りだったかなあと気付きました。熱田祭りはいつも夏という気候に入る前の、日が落ちてまだ肌寒い時もある時期に行われるので、いつも祭りの終わりの花火の時に気付くのです。帰り道の道路沿いの見晴らしのよいところに人が集まっていて花火見物をしていました。私もちょっと止まって花火を見ておりました。花火好きの父が健在だった頃は夏になるとあっちこっちの花火を見に連れて行ったものでした。最近はとんとわざわざ見に出かけることもなくなりました。熱田の花火は所謂夏の祭りの打ち上げ花火の開始よりも1ヶ月以上前に行われます。熱田神宮には浴衣を着た若い女性がたくさん集まります。友達同士だったり恋人とデートだったりといろいろですが,浴衣姿を見て、ちょと寒くないかなあと心配になりますが、そうかもうじき夏になるんだと感じられて楽しいものです。祭りと言うくらいですから神社などの神を祀るための神事であったものが,今や神様はさておいた、ぶらぶらと参道に出ている屋台を冷やかしながら楽しむ人たちの集まりになっていますね。本来神に奉納する行事も、行事自体がその祭りの中心になって、人が集まるようになってしまっていていますね。テキ屋の人たちもこの祭りに店を出すために日本のあちらこちらを移動し、夏の時期はかき入れ時ですね。昔の1年を20日で過ごすよい男ではありませんが、この時期だけが働き時ですね(最もお相撲さんはもうそんな優雅な生活では全くありませんけど)。こんな情緒豊かな季節である夏ですが、このところ温暖化と気候変動のせいで、まだ夏にもなっていない時期からの異常高温、おとといのような線状降水帯の発生とか大変な気候になってきていて、夏の真っ盛りには異常高温が続きます。様々便利さと引き換えに、電気に頼りきった生活を送っている現代人から発生する電力不足。今年は電気料金も中部地方は値が上がりませんでしたが,他の電力会社は燃料の価格高騰から値上げになってしまっています。今年の夏は大丈夫でしょうか?高騰した電気料金への節約や異常気温の性で命を落とされる方達が多くなったりしなければよいけれがと心配してしまいます。オッと私もその中の一人か。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.04.12更新

前のブログで人種の坩堝と書きましたが、やっと外国の患者さんが減ってきました。一時期の1/3くらいに減ったでしょうか。ほとんど不妊の方でしたが、この春までに妊娠されて分娩施設へと移って行かれました、または自国に自由に帰ることが可能になって、妊娠して帰って行かれた方達や自国での通院できることになって帰国された方もみえます。まだ少しお見えにはなりますが、大分待合室が落ち着いてきております。多かったときはご本人だけでは不安なため必ずご主人も一緒に付いてこられていてなかなか違和感が強く、ものの考え方も違うので、なかなか説明が難しかったりして、時間ばかりかかって、ちょっと困ったのですが、ちょっとほっとしております。日本語のしゃべれない外国の方の診察も医療法上診察を断ることもできず、日本の健康保険証を持っているので体外受精までして妊娠された方も見えます。
まあ、やっとちょっと落ち着きを取り戻した状態です.

そういえば分娩費の保険化の話でマスコミが騒いでおりますねえ。首相が異次元の少子化対策と行った時に、これが頭にあるのでは無いかと思いましたが、やっぱりその通りでした。いずれにしても年金対策を含めこれからの日本の税金で成り立っている予算がこのまま少子化が進めば破綻することは目に見えているからですね。年金なんか大分前に坂口厚生労働大臣の時代に支給などの制度を変えて、これで大丈夫とか国会で行っていましたが、その時からこんな付け焼き刃の対応ではすぐににっちもさっちもいかなくなると思っていましたが、とうとうそうなりつつありますね。分娩費の保険化と言えば不妊症の体外受精費用の保険化とおなじで、お金がかからなくなるのならとお産はああ多少増えるでしょうねえ。しかし、その財源を何処に持って行くかです。不妊治療の保険化に伴う費用は保険でまかなわれるので保険組合から払われます。実際には保険組合和お金が足りなくてヒイヒイ言っている状態です。ではどこからお金が出ているかというと皆さんの保険の掛け金からです、私などは医師国保に入っているので月36,000円ほどかかっていましたが、これが上がりました。20,000円上がりました。月の保険の掛け金が56,000円です!!!!。一般の方達の保険料は私たちほどでは無いでしょうが、上がっていくはずです。これで分娩費まで保険化すると8兆円分保険からのお金がいる計算らしい。テレビのコメンテーターが税金や国債などで手当はできないので保険からの支出でしょう、そうなると老人などの保険料をもうちょっと上げてとか言っていましたが、それは無理というものでしょう。高齢者はもう働いていないというか、働けない(雇ってもらえない)方達が大部分です。只でさえ若い頃には無かった介護保険料金が取られているのです。そういうことをきちっと理解していなくて、受診した時の自己負担分が安くなってしまっているをもう少し負担して貰ってとか言っていますが、収入も無く、生活もギリギリで暮らしている年寄りの方達からこれ以上のお金を取り立てるのは無理でしょう。死ねと言っているようなものでしょう。何とか一時しのぎの継ぎ接ぎでごまかしごまかしやってきたけれど、とうとうにっちもさっちもいかなくなったという事です。大きな病院ならまだ持ちこたえるかもしれませんが、巷の一般開業医では死活問題でしょうねえ。医療保険の掛け金がまたまたどれだけ上がるのでしょうかねえ。医療保険料金が払うのもためらわれるくらいになっちゃうかも。
あ~しかし、もともと有った花粉症がこの10年くらい前から喉に来るようになってしまって粘稠な痰が引っかかって出てこないので咳き込むようになってきています。今くらいからがのどの方が酷くなるので大変です。今年は黄砂も混じるのでどうなることやら。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.02.04更新

年末からどうも日本以外の国籍の方々が、増えてきていますねえ。現在フィリピイン、ベトナム、ネパール、インド、インドネシア、スリランカ、イラン、アルジェリア、ナイジェリア、コンゴ、モンゴル、中国などのご夫婦が受診されるのですが、もう大変です。中国人の奥さんはご主人がいれば何とか通じますがご本人は北京語しか話せなくて大変でしたが、なんとか妊娠されてヤレヤレです。だいたい奥さんの方は日本語が殆ど話せません。英語もたまに通じるくらいです。ご主人の仕事や研究のために来日して、奥さんも一緒に来日されるケースが多くなったのでしょう。まあ、若いご夫婦なので奥さんが一人で自国に残るのも心細いのでしょうかね。でも言葉が通じない日本での生活もストレスいっぱいで妊娠の妨げになっていないか心配です。たまに男の子が欲しいとか言われてそれを目的とした治療は難しいとやんわりお断りしていますが、中には双子が欲しいとか言われてこっちがびっくりしたりすることがあります。言語の問題もあって最初は何を言われているのか分からず、よくよく聞いてみたら双子の妊娠の希望で、治療によりなる可能性はあり得ますけれど、双子を目的とした治療はできませんよとお断り致しました。しかし排卵誘発を行うときには気を遣います、日本人と違い様子を見ながら手加減して刺激をしないと一気に卵巣過剰刺激になってしまうので。会話の時間も長くなってしまうし外国の人が重なって受診されると、どっと疲れてしまいます。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.01.06更新

お正月開けて何を書くのだと思われるかもしれませんが、私の一番好きなCMのことです。なんと言っても今見ても胸がキュンとするのですが、そのCMはJR東海のクリスマスエクスプレスのCMです。あの山下達郎の素晴らしい歌と声に乗せてながれるJR東海のCMは見事にマッチしていて今見ても素晴らしいものですね。当時も今もですが当時17歳の牧瀬里穂のものが一番好きです。あのまだあどけなさの少し残る顔立ちの青春まっただ中の女性の表情は見ているものを魅了しました。当時は何も思っていなかったのですが、去年の暮れに何かの放送でこのCMの話が出ていて、これが名古屋駅で撮られたものだと今頃知りました。あらためてYOUTUBEで確かめてみるとなるほど、牧瀬里穂が走って人とぶつかるシーンは確かに名古屋駅の新幹線の窓口近くです。入ってくるシーンのドアは名古屋駅の入り口のようです。それと深津絵里も出ていたということが話されて、え~!と思ってこれまた探してみるとなるほど出ていたのですね。今とかなり顔立ちが違っていてふっくらしていたので全然気づきませんでした。今のようにぐっと冷え込んで雪の降りそうな夜の冬風吹く寒い帰り道などで時に、ふとこのCMの歌が頭に浮かんできたりします。1989年の作品ですから、30年以上前の作品なのに全然古さを感じさせないし、自分のあの頃の記憶も引き起こします。まだ生殖医療に携わって患者さんが妊娠し始めるもののICSI無い時代です。何とか精液所見の悪いご夫婦に妊娠してもらおうと読むことができるものはあれもこれも文献をあさったりして、ありとあらゆる情報を調べたりしてころです。幾度も治療を行って、何とか妊娠にいたっていただいた時はこの牧瀬里穂のように心躍る感激を味わったものです。本当にあの頃が懐かしく思い出されてしまうのと、ああいう感動を味合わせていただいた患者さんに感謝しかありません。今でも気分がイマイチの時には時々あのCMを見ると牧瀬里穂の表情と動作に気持ちが和む気がします。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2023.01.04更新

これは年末に書こうと思っていたのですが、あれやこれや仕事が重なって書けずじまいになってしまったので、新年早々ですが書きます。少し前に研修医が救急車に乗って他病院に患者を搬送した際の件のニュースですね。この記事を読んで、何ですかねえこれはとびっくりしてしまいました。救急車で患者を送り届けた後寄り道をして自分を下ろしてほしいと救急隊員に頼んで、最初の地点までの寄り道はできないと断られて、少しだけ寄り道をして下ろしてもらったということでした。理由は友達と会う予定があってとのことでした。この医者は研修中に何を学んでいるのかとびっくり。本人は上司に救急車で送ってもらってもよいかと質問して、寄ってもらえるならよいと許可を得ていたとのこと。これではこの上司も医療に対する考えの基本がおかしい。私も昔2,3度救急車に乗って患者を送ったことがありますが、確かに帰りをどうしようと思ったことはありました。深夜当直先から総合病院まで送っていって、搬送先の病院で患者の状況と経過をその病院の医師に説明して、終わったと思う頃には救急車は帰って行ってしまっています。当たり前です早く戻らないといけないからです。それで一人になり、なんとかタクシーを呼んで帰ったりしました。医者の立場ではそれが当たり前だと考えます。救急車は一刻も早く患者を送り届けるためにサイレンを鳴らして走ります。送り届けた後は交通法規を守って帰って行きます。また次の出動がいる有るかもしれないからです。ただでさえ救急車をタクシー代わりに呼ぶのは止めましょうと医療界がいっているというのに、医療者側は消防車を直ちに消防署に戻るのを妨げてなりません。寄り道などはもってのほかでしょう。他に一刻を争う患者の救急車の要請が入っていたらと考えないのでしょうか。これだけでもなんてことだと思ったのですが、最後に病院側のコメントが載っていて、なんと「寄るか寄らないかの決定は消防側にある。こちらの決めることではない」とのこと。この病院全体がおかしいのではないかと思ってしまいました。本来ならこの病院が責任を持って患者を搬送するべき話です。それを救急車が無料で送り届けてくれているのです。送り届けてくれること自体に感謝しなければいけない話ですよ。寄り道できないかというような話をすること自体が全くおかしいことに気がついていない。この病院はこの地方ではそれなりに大きな病院です。その病院全体の考えがこの程度なのかと病院の病気に対しての意識の低さが情けなくなりました。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2022.12.07更新

11月の頭に横浜で行われた日本生殖医学会に出席してきましたが、桜木町から動く歩道やみなとみらいの歩道を歩いていたときに若いカップルの女性がロングスカートを穿いていたり、かなりのミニスカートを穿いているかの両極端なので、ふ~んこれがいまの横浜のファッションなのだなあ、夏よりもかなりのミニスカートの女性を見かけるなあと思って帰ってきました。それから半月位して、11月の後半になってきた頃から名古屋でも結構ミニスカートの女性を見かける頻度が高くなってきて、名古屋にも東京方面からのファッションが流れてきたのかなとおもって、自宅で家内にそんな話をしたら、はあ?何言っているの?ブーツの季節になってきたから、ブーツを穿いている足をきれいに見せるためにミニスカート穿いている若い子が増えているだけよと、にべもなく言いきられてしまいました。あ~~~~そうなんだ~~とすごく納得してしまうと同時に、いつの間にか若い人たちのファッションにもピンとこなくなった自分に情けない気もしました。こういうことにも疎くなってきているのかなあとがっくり。でもファッションのためとはいえ冬のミニスカートはかなり寒そうに感じてしまうであります。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

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