今テレビで流れている金麦のコマーシャル女性版がとても出来が良くてお気に入りです。ビールが飲みたいと帰り道から考えていて、家に帰り着いて、さあと冷蔵庫を開けてみると、ビールがない!と気づいたときの表情、コンビニに自転車で走っていって、ビールをレジに運んで料金を支払う時の表情が抜群です。飲みたかった飲料をやっと手に入れることができたという感情をものすごくうまく表現しているのに感心してしまいます、この人は一体誰なんだろうと思って調べて見たら、黒木華さんという人なのですね。どういう人なのだろうと思って見てみたら助演女優賞などいろいろな賞を取っている方なのですね。ドラマなどにも出て見える方のようで、なるほどそうだったのかと納得がいきました。ドラマなど殆ど見ないのでコマーシャルで存在を知りましたが、中々すごい演技力を持った方ですね。嬉しさを笑顔などで単純に表現する方法もありますが、あのビールを買うときの表情は、やっと手に入れたと跳びはねるようなよろこびを、周りの人たちに変な顔をされないようにと、嬉しさをぐっとこらえる感じがすごく自然に出ていて、こういう演技のできる人がいるのだと感心してしまいます。ちなみに私はお酒は一切口にしないのですが、そんな私にもきっとおいしいんだろうなあと思わせるCMです。
2022.09.08更新
NHKバタフライエフェクト
NHKバタフライエフェクトという番組があります。あまりご覧になった方は多くはないのかと思いますが、私はこの番組が好きです。好きと言うより、自分がいかに無知で、のほほんと生きてきていたかを教えてくれるからです。今回の関東大震災と東京空襲につもあり、後藤新平という政治家のもあり、後藤新平という政治家のすごさにも驚かされます。また東京は22年の間を経て2度焼け野原になっていたことを改めて実感としてかんじさせてくれました。教科書的にいつ何が起こったかということは学校で習っていても、単純な知識でしか鳴くただの情報でしかなかったのです。関東大震災も教科書的には小さな写真が載っているだけで、実際の状況は感じることはできていなかったのです。祖父は海軍の軍医でよこすかの海軍病院の院長をしていたので、一度だけ関東大震災の時に救助に出かけたと私に言ったことがありましたが、それ以上詳しいことは言おうとはしませんでした。私も医学部にいたときだったので、おそらく言葉にも出したくないほど悲惨だったのだろうと当時かんがえましたが、NHKの映像を見てやはりそうだったのかと悲惨な映像に胸が痛くなりました。そして復興を遂げて22年での東京空襲も悲惨な映像でした。母は学生で豊川の軍事工場に動員されて空襲に遭ったと、そして友達が大勢亡くなったと聞いたことがあります。母も同じように詳しいことは何も語りませんでした。思い出したくない記憶であったのは確かでした。ただおまえ達は平和な世に何の苦もなく暮らしているねえと言うような表情をしたのを覚えています。ウクライナもロシヤの侵攻を受けて同じような悲惨な運命を呪っている人たちも多くいるのでしょう。日本が震災を被った跡に世界中から募金がされたと寄付をしている外国の人の映像がありました。私もまだ終わってもいない戦争に少しでもできることをするべきだろうと改めて感じました。
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2022.09.05更新
更に秋
昨日実家の林の中からつくつく法師の鳴き声しか聞こえてきていませんでした。ヒグラシは生息数が少ないし、もっと気温が下がってこないと鳴き声は聞こえませんが、つくつく法師も秋めいてこないと鳴いてこないので、ああ、秋だなあと。そうだ栗は落ちているのかと思って見に行ったら、もう既に結構落ちていて、拾ってきましたが、栗の木もすべてもう植えてからかなりたって、実のなる数も減ってきています。昔の1/4ほどでしょうかね。いずれにしても今週の台風で残りの実は落ちてしまうので、拾いましたが、残りはハクビシンやイノシシや猿の分け前です。既にイノシシが掘ったと思われる穴がありました。彼らも生きていくのに必死です。彼らが生きていくのの助けになればそれでいいですね。柿は鳥たちの取り分ですトンビを始めいろいろな鳥が殆どつついてしまって、地面に落ちてしまった柿は蟻さん達の分け前です。柿の木は数本はあるのですが口に入ったことは今までにありません。鳥や獣のために実を付けているようなものですね。林の中を羽黒トンボが飛んでおりました。毎年飛ぶので、きっと生息している場所があって、毎年代々生きながらえてきた若いトンボがでてくるのでしょうねえ。見かける度に嬉しくなって、今年も出てきてくれたのかい、元気かい?などと話しかけてしまいます。毎年新しい世代のトンボに変わっているのでしょうけれどね。なんとなく嬉しくなります。もうちょっと気温が下がってくると赤とんぼが畑の方で舞うようになります。数匹が風に乗って優雅に舞う様子は本当に気持ちが良いですね。更に夜の帳が降りるのが早くなってくると、夏に隆盛を誇っていた雑草が力なく倒れた草むらの中から鈴虫の透き通ったリーンリーンリーンという羽音が聞こえてきます。耳を澄ますと夏の疲れが癒やされる気持ちがするのは私だけでしょうか。昔数匹捕まえて虫かごで飼ってみたいことがありましたが、すぐ死んでしまいました。捕まえた鈴虫達に悪いことをしたなあ、元の場所でもっと長生きできたであろうに、やはり虫たちも本来の住み家で生かせてあげないと人間のエゴで自然を勝手にいじってはいけないのだなあと後悔しました。
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2022.08.21更新
秋の匂い
いつの間にか蝉の声も一時のような勢いが静まりなく蝉の種類も変わってきたもこの2-3日、夜の帳が降りてくると草むらで虫がその存在を主張するかのように鳴き集いているのが聞こえてきます。いいですねえ、こういう虫の声が響いてくるのは私たちにははっきり自覚されなくても、虫は秋の匂いを嗅ぎ取って季節が移り変わってきているのを知らせてくれます。いろいろな秋の虫が鳴き声を競うように草むらで音楽会を催している様は精神的に安らぎを覚えます、夜も更けて、漆黒の闇が支配する時間に昼間の熱風も収まり、ちょっと涼しさを感じられる時間に、耳に目を閉じて鳴き集く虫の音が耳をくすぐる中に眠りにつくというのは何という贅沢でしょうか。窓を通してうまく虫の音が聞こえてこないときのためにCDを持っている私は持っている私はマニアックでしょうか。。。。。
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2022.07.04更新
米国の銃社会
またもや警官に交通違反をして逃げた黒人が撃たれ死亡したニュースが流れている。なんと警官8人で計60発の銃弾のあとがあるとのこと、どういう精神状態でこういうことになるのであろうか?単純な集団心理では済まない事件である。リボルバーにしろオートマチックにしろ8人で撃ったのならばみんな銃に装填されていた銃弾を撃ち尽くしたと言うことであろう、発砲の音を聞いてもほとんど自動小銃を撃っているかのごとく発砲音が続いている。なぜに一人で逃げるだけの相手に次から次に集団を浴びせなければならなかったのか。これは警官の銃を使うことに対する意識に問題があると思われる。相手が銃を持っていると思われるのなら発砲が許されうる。そして腰にはいつでも使用できる状態の銃を携行している。ライフル協会は西部劇の時代から身を守るための銃は必要としているが、弾倉が空になるまで発砲しつづける必要性がどこにあったのだろう。犯人に1発明中すれれば十分であろう。この事件は手許に銃があるような状態で興奮状態の人間が冷静に判断できずにいかに危険かを物語っていると思われる。たとえ1発の発砲でも、発砲の妥当性が問われる日本の警官とは大違いである。殺傷力の大きい武器を使用するという意識の薄い米国の闇は非常に深い。
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2022.06.25更新
てんやわんや
4月から体外受精や人工授精が保険化されたのですが、もう大変。時間がかかるし、患者さんの診察は遅れるばかりになってしまって。おまけに治療に必要な注射液も足りない、この前は注射器すら届かない感じになって大慌て。更に薬も卸に注文してもありません、出荷制限がかかっていますで手に入らない。治療が不完全になってしまいます。使おうと思う薬が使えないとか、患者さん一人一人に対しての丁寧な治療方針が立てられない状態です。画一的な治療方法でしか行えない。それも薬剤が不足して十分でない。厚労省は何を考えているのでしょうか?患者さんを妊娠させてあげようという思いがあると思えません。
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2022.03.30更新
アカデミー賞でのこと
連日ウィルスミスの平手打ちの件が報道されていますが、どうもコメンテーターやアカデミー協会の言っていることに納得がいかない。平手打ちは暴力ではあり容認できないのはわかりますが、どうも事の発端を置き去りにしていることがおかしい。この事件のもとは司会のコメンテーターがウィルスミスの奥さんの病気で頭を丸坊主にしている事をジョークにした事によるものです。このジョークが問題視されていないのがおかしい.司会者がコメディアンだから笑いをとろうとしているのがおかしくないと言う意見も出ているのが、更に違和感を思えます。プロならば他人の容姿の欠点だとかを笑いの種にしては絶対にいけないのは知っているはず。LGBTなどいろいろなマイナーな存在の人に対して容認し擁護する様な国で、このジョークはあり得ないと思う。それを問題視しているマスコミや一般人がとんと出てこない。自分の家族を大過剰の観客の前で笑いものにされて、そのくだらないジョークに観客が大爆笑をしているとしたら、冷静にいるのは難しくあの行動に出てしまうのは理解できます。アカデミー協会が調査を行うといっているけれど、事の発端を問題視せずに結果の平手打ちだけを問題にして、一番問題な発現をした司会者はほとんど被害者扱いになっている。日本のマスコミもですが。どうも納得がいかない。弱いものいじめのジョークに大笑いした会場の出席者は大いに恥じるべきだと思う。
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2022.03.06更新
寒の戻り
今日は患者さんの注射を終えてから実家に行ってきました。2-3日前に少し温かになってきたと思っていましたが、天気予報の伝えていたとおり寒い一日となりました。でも侘び助の花や木蓮の蕾みもかなり膨らんでいてきていました。梅はほぼ満開でした。例年からすると1ヶ月遅い状態だそうで、今年の寒さが厳しかったためでしょう。このようにいったんは寒さが戻ってきたものの三寒四温を繰り返しながら春は近づいてきます。しかし、心はちっとも春めきはしません。ウクライナはニュースを見る限り春という気持ちは遙か遠いと思われます。事の発端は独裁者の情勢の読み間違いですね。今まで行ってきたように軍隊を用いた力で制圧してしまえばすぐ片付くと思ったのでしょうが、昔と違ってSNSをはじめとしてものすごい勢いで簡単に映像・音声を世界のインターネットに携帯からアップロードできてしまい。世界中が今起きていることをリアルタイムに知ることができてしまう。また世界中の国々がこの侵攻に対して反対の意思を表明したことでしょう。どんどんロシアの世界からの孤立が際立ってきています。追い詰められて苛立ちから核の使用すらちらつかせています。政敵を徹底的に抹殺してきた独裁者は今や裸の王様で、誰も止めることはできていません。この事態の進み具合はなんとなく第二次大戦直前のどこかの国の状態になりつつあるような気もします。ちょっとではなく大変気がかりです。またこの侵攻が成功裏に終われば、日本のすぐ近くでこの進展状況を静かに見ている中国も同じようなことを始めるでしょう。今現在は台湾侵攻のタイミングを見計らっている状態ですから。日本など中国大陸から分離してできた島国で、地図を見られればよくわかるように、中国が太平洋へ進出するための邪魔くさい浅瀬というほどの存在でしかありませんから、まずは台湾を取って、その窓口を拡大してくるでしょう。まさに今世紀最大の危機であるかもしれません。少なくとも世界史に残るような。
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2022.01.01更新
郡学長の本
年末が近づいた頃に郡名古屋市立大学学長から一冊の本が送られてきました。大学に所属していた頃から懇意にしていただいておりましたが、大学を離れてからは医会の会合などでお目にかかることがたまにある程度でしかありませんでした。中部経済新聞に掲載していた文章をまとめた新書本を出されたとのことでわざわざお送りいただきました。本に謹呈の文書を自筆でおかきいただいてあり、本のご説明の文章も添えられていてあったので、私に読んでみてくれとおっしゃっているのだなと思い、空いた時間を見つけて読み始めました。結構と言っては失礼ですが、興味深い文章でなるほど私がお会いすることになる前にはこういう経験をして見えていたのかと一気に読み進めました。郡学長は生まれ月は同じ1月で、丁度2歳年上ですが、お会いしているときの印象と違ってものすごくactiveに活動されていたのだなあと感心しました。私も大学に所属していたときに腹腔鏡による手術をまだ腹腔鏡で手術などできるのかと思われていた時代に始めましたが、郡先生も内視鏡に注目されていたとは知りませんでした。現在は新しい様々な機材を整えて最先端の腹腔鏡手術も可能になっているようです。なるほど泌尿器科の教授から病院長、医学部長、学長と上っていかれ、2つの名古屋市の公立病院を名市大に統合して公立大学としては最も大きい大学病院を作り、更に他の学部もどんどん拡大していく、名古屋市立中央看護学校を大学に吸収するというような活発な活動をされている理由が、さまざまな経験に基づいているのだなあと、なるほど最近の大学の急速な変革が理解できたような気がします。阪大の学生時代にスズメバチに刺されてアナフィラキシーを起こした際のお話は非常に興味深く、勝部先生という偶然宿泊施設に泊まり合わせた医師が、血圧低下が起きているが薬がなかったために手足を水で冷やすように指示され、おかげで窮地を脱したという話が紹介されていて、これこそ医者の本来の姿であろうと感心しました。とかく、薬や機材に頼りがちな現在の医療状況に対して耳が痛くなる話だなあと思いました。なかなか興味深い本だと思いますが郡学長をご存じない方には私ほど面白いとは思われないかもしれませんが、興味を覚えた方はご一読されてはいかがでしょうか。
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