昨日実家の林の中からつくつく法師の鳴き声しか聞こえてきていませんでした。ヒグラシは生息数が少ないし、もっと気温が下がってこないと鳴き声は聞こえませんが、つくつく法師も秋めいてこないと鳴いてこないので、ああ、秋だなあと。そうだ栗は落ちているのかと思って見に行ったら、もう既に結構落ちていて、拾ってきましたが、栗の木もすべてもう植えてからかなりたって、実のなる数も減ってきています。昔の1/4ほどでしょうかね。いずれにしても今週の台風で残りの実は落ちてしまうので、拾いましたが、残りはハクビシンやイノシシや猿の分け前です。既にイノシシが掘ったと思われる穴がありました。彼らも生きていくのに必死です。彼らが生きていくのの助けになればそれでいいですね。柿は鳥たちの取り分ですトンビを始めいろいろな鳥が殆どつついてしまって、地面に落ちてしまった柿は蟻さん達の分け前です。柿の木は数本はあるのですが口に入ったことは今までにありません。鳥や獣のために実を付けているようなものですね。林の中を羽黒トンボが飛んでおりました。毎年飛ぶので、きっと生息している場所があって、毎年代々生きながらえてきた若いトンボがでてくるのでしょうねえ。見かける度に嬉しくなって、今年も出てきてくれたのかい、元気かい?などと話しかけてしまいます。毎年新しい世代のトンボに変わっているのでしょうけれどね。なんとなく嬉しくなります。もうちょっと気温が下がってくると赤とんぼが畑の方で舞うようになります。数匹が風に乗って優雅に舞う様子は本当に気持ちが良いですね。更に夜の帳が降りるのが早くなってくると、夏に隆盛を誇っていた雑草が力なく倒れた草むらの中から鈴虫の透き通ったリーンリーンリーンという羽音が聞こえてきます。耳を澄ますと夏の疲れが癒やされる気持ちがするのは私だけでしょうか。昔数匹捕まえて虫かごで飼ってみたいことがありましたが、すぐ死んでしまいました。捕まえた鈴虫達に悪いことをしたなあ、元の場所でもっと長生きできたであろうに、やはり虫たちも本来の住み家で生かせてあげないと人間のエゴで自然を勝手にいじってはいけないのだなあと後悔しました。