院長のひとりごと

2012.08.24更新

もう既に処暑なのですね。でも何か処暑なものか暑さは治まってなどいないぞと、昼に照りつけるチリチリと皮膚から音がしてきそうな太陽を背に額の汗をぬぐいながら思っていたのですが、今日の夜クリニックの雑用を片付けて9時頃久屋の通りを渡ろうと思ったときに、おや!風がいつもより涼しいぞと感じました。そうか、やはり毎日同じように暑い暑いと繰り返し言ってはいても、いつの間にか自分を取り巻く自然は静かに、しかし確実に変化してきているのだなあと思ってしまいます。そしてその風に乗って賑やかな音楽と踊る人たちの力強い気配が伝わってきました。そうなのです明日から「ど祭り」の本番なのですね。それで今日はその前夜祭なのですね。祭りに集まる人たちの体からほとばしり出るエネルギーを見ていると、これだけのエネルギーが作り出せる日本、また日本人はまだまだこれから頑張っていけるなあ日本はまだまだ沈没しないぞと感じざるを得ませんでした。なんだかこちらにも気のお裾分けがもらえたような気がしました。様々な規制や法律に縛られて他人の目というものにも束縛されて、自由奔放に振る舞うことは日頃できない毎日の生活を送る人たちの非日常の一時、自分がすっかり忘れてしまっていた若い頃のもてあましていたエネルギーを思い出しました。本当にこういうエネルギーを発散できるような場所を持っている人は、きっと日頃は穏やかな日々を送っているのだろうなあ思わざるを得ません。最近いじめによる自殺だとか傷害事件が次から次へと紙面を賑わす残念な報道がつづいていますが、ああいういじめをする子供も家庭内などで自分の心に満たされないものを秘めていて、その満たされない心が他人を認めてつきあえる気持ちのゆとりをなくすのでしょうね。それでその満たされない気持ちを自分より弱いものを傷つけることで紛らわそうとしているよに思えます。いっそそういう子供たちを集めてど祭りで踊らせてみたらいかがなものでしょうか。処暑を過ぎて暑さとともにこういう悲しい事件も消えていくことを望まざるを得ません。

投稿者: いくたウィメンズクリニック


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