今日車で高速道路を運転していて、ハードディスク内の懐かしの音楽を聴いていて、ふと思いだした映画がありました。冒険者たちという映画で、アランドロン、リノバンチェラ、ジョアンナ・シムカスという女優の3人が宝探しをするという単純な話なのです。宝を探しをして、とうとう探し当てるですが、その間に男性二人が女性に好意を抱くようになるのです。しかし、見つけた宝石などの宝をギャングに狙われ、その際に女性が亡くなってしまいます。悲しむ二人は女性が宝を見つけたら買いたかったといっていた廃墟となった建物のある小さな島を買い、二人でその小さな島に建つ廃墟を訪れます。すると再びギャングが襲ってくるのです。ビルの屋上で銃撃戦の中で撃たれて死にゆくアランドロンに、リノバンチェラが「あの子はおまえと一緒になりたいといっていたぞ」と声を掛けると、アランドロンが微笑みながら「この嘘つきめ」と言いながら亡くなる。親友をなくして絶望的な気持ちのリノバンチェラと横たわるアランドロンとの姿を画面の中央にして、取り巻くように少し引いた距離から、おそらくヘリコプターからと思われる空中から映していく、その背景に静かに口笛の音楽が静かに流れていくという最後の場面の印象深く、今でも心に残っている映画です。調べてみたら1967年の映画だったのですね。アランドロンという若者と中年を過ぎ老年に入ろうかという(映画の中で老眼鏡を掛けて本を読んだりしている)リノバンチェラとの男の友情がものすごく素晴らしくお洒落に表現されていて、その友を亡くした絶望感の画像を口笛が作り出すもの悲しい音楽が包むという映像美がものすごく印象に残っています。リノバンチェラは味のある当時こういう風な年の取り方が素晴らしいかなあと思ったりもしましたが、いつの間にかその年齢も超えてしまっている自分を見て、あの渋さには未だに到底及びもしないなあと改めて認識してしまいました。
2019.03.26更新
地元のテレビ番組
なんとなく自宅に帰ってからの事が終わってボーッとしている時間帯に、地元のテレビ番組をよくやっていて、「名古屋行き最終列車」という番組があります。というかありましたというのが正しいのでしょう。地元の番組などというのは元々興味もなくて見ることもなかったのですが、今年に入って、ふとしたきっかけでなんとなく見てしまい、ローカルな局の作った番組にしてはなんとも展開がうまく、なんとなく面白いではないかと、ついそのまま見てしまいました。それ以来、偶然見つけると時々見ておりました。しかし本日が番組の最終回らしく、地元発の番組が終わってしまうのは残念だなあと思いながら見ておりました。まあ、こういった寝る前にリラックスをと思っている時間帯に放映しているので、つい見てしまうというのでしょうね。ゴールデンの時間帯で放映していたらまず見ないだろうと思いますが。そうそう、もう一つ終わってしまったというか放映中止になっているものが、ゲンバビトですね。この番組も深夜に放送していたのですが、ピエール瀧が司会進行をしていたので放映中止になってしまいました。番組自体は仕事をしている人の現場での苦労や仕事への思いなどを見せてくれる内容が面白く、気に入って時々見ていたのですが、番組最後のテロップで地元の局の番組だとその後知ったのです。ピエール瀧という人物も全然知らなかったのですが、この番組でおかしな名前だが進行に気負いもわざとらしさもなくて、一体この人は何をしている人なのかなと思って調べて、初めてミュージシャンで、ドラマや映画にも出ていいるのだと知りました。そうなんだとわかってまもなく、コカインの事件がニュースを賑わせ、番組が放映中止になっているのは残念としかいえません。確かにコカインの使用ということは犯罪ではありますが、あのなんとなく番組を進行していく様は、番組にとってなかなか捨てがたい人物だったと思います。それで番組が消えるのは、他人に危害を及ぼす犯罪とは異なるものでもあり、番組などからすべて消し去って、ニュースでのみ何度も顔を映し出すというのはどうなんだろうと思っていました。朝の番組でも小倉さんが犯罪を犯したからということで、番組や映画などすべてを捨て去ってしまうという過剰な反応はのはどうなんだろうとはっきり自分の意見を述べたのを聞いて、テレビに出る側の人たちの当たり障りのないコメントばかり聞かされていたこともあり、よく!言った私も同感と心の中で叫んでいました。そんな犯罪を犯していたのにそんなそぶりも見せずにテレビに出ていたなんてという意見もあるかもしれませんが、そういう本来の自分と異なる人間を演じきるのが役者というものでしょうから、ドラマや番組で見せていた顔と異なる実生活を送っていても、そりゃあなんたって役者だもの、みんなだまされていたと思うのなら超一流の役者だということではないでしょうか。
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