いつ起こってもおかしくないと言われている東南海地震ですが、起こってほしくはないものです。海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込んでいき、その地層のズレが一気に跳ね返るのがプレート境界地震ですが、海洋プレートは年10cmくらい日本に向かって潜り込んできているわけですから、なかなかすごいエネルギーが地下に蓄積しているのだなあと考えてしまいます。つい最近の熊本の地震は断層に沿ってズレが起こったもので、ちょっと異なっていますが、ズレで巨大なエネルギーが放出され引き起こしたということに関しては同じといえ、日本という国が如何に地震と密接に関係しているか思い知らされます。なにせ世界中の活火山の7%が日本に存在し、世界中の大きな地震の2割が日本で起こっているのですから、世界遺産に指定された富士山だって、昔は休火山と表現されていましたが、現在ではいつ噴火してもおかしくない活火山と表現されている訳ですから。まあ、今回何を言いたいのかというとサイレント地震のことなのですね。海洋プレートの潜り込みの割に実際に起こっている地震の大きさのエネルギーが小さいということでわかったのですが、体感するほどの揺れにならず極めてゆっくりとした周期でマグニチュード7くらいの地震が何度も起こっていて、それによって滑り込みによる巨大エネルギーが解消されていることがわかってきているのですね。そしてその解消の原因が台風かもしれないと言われていて、メカニズムはわかっていませんが、この低気圧が地下に蓄積している巨大エネルギーの解消を起こしているらしいと考えられているのです。台風も困った自然現象ではあるのですが、このような地下の歪みのエネルギー解消を起こしているのなら、このようなエネルギーの解消をなんとか人工的に起こせるようにならないかなということなんです。そうなると阪神淡路大震災、東海北陸地震、熊本地震のような大きな地震を解消とまでいかなくても軽減できないのだろうかと思うのです。河が長雨で氾濫するのは当たり前であった昔、それが今では河川の領域を守る堤防を作り、場所によっては水量を分散して氾濫を防ぐなどいろいろな工夫を施すことにより人間社会は発展してきました、なんとか地震に関しても何か新たな対策というより、発生予防策を考え出してもらいたいものです。
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