院長のひとりごと

2018.11.03更新

人には何かの拍子に思い出す音楽がありますね。ちょっと精神的に疲れた時などに心に響く音楽を聴いているときに、そういえばと思い出す音楽。私の場合はイタリア映画ピエトロジェルミ監督のイタリア映画「刑事」の主題歌の「死ぬほど愛して」なんです。こんな映画を今の人たちで知っている人は極めて少数でしょう。私もまともに見た映画ではないのです。小学校の4年のころ同級の悪ガキたちとつるんで鶴舞公園を自転車で走りまわっていたのです。そんなある日のこと、名古屋市公会堂で何かやっているなあと思って中に入ったのです。そこで上映されていたのがこの「刑事」で試写会だったのです。入ったときはほとんど映画の最終場面で、逮捕され連行されていく恋人の男性が警察の車の後ろの窓から何度も振り返り、その車を必死にクラウディアカルディナーレが必死に追いかけるというその場面で、このアモーレアモーレ、アモレミヨというなんとも切ない歌声が劇場に響き渡ってくるのです。子供心にも、彼を連れて行かないでと叫びながら必死に追いかける女性の心の切ない叫びが感じられ、今でもその音楽が頭に浮かぶと、胸がきゅんとなるのです。ひょっとしてと思いインターネットで検索してみたら映画のダイジェストみたいなものがアップロードされていて、最後の名場面に小学4年以来再び巡り合いました。あんなワンシーンで女性の感情を子供にでも理解させてしまうというのはすごい情感豊かな映画だったんだなあと思ってしまいました。

投稿者: いくたウィメンズクリニック


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