タバコは百害あって一利なし
患者様ご本人はもちろん、ご主人も禁煙を。
喫煙は妊娠率を低下させます。また、不妊症に対してだけでなく、人体に決していい影響は与えません。
高齢でも妊娠できる?
昨今、マスコミが高齢妊娠や高齢出産を大きく取り上げるので、女性は何歳でも妊娠できると思っている方が増えてきています。
確かに医学の進歩で昔より高齢での妊娠も出産も可能になっていますが、やはり望ましいのは35歳くらいまででしょう。
人工授精は6回くらいがひとつのメド
当クリニックでは、女性の年齢にも依りますが人工授精を6回くらい行っても成功しなかった場合、次の治療法を考えたほうがよいと考えています。
「手法を変えたらうまくいった」という例もあります。一つのやり方でダメだったからとあきらめないで、違うやり方にチャレンジしてみましょう。
不妊症治療の中止も継続も決めるのは患者様ご自身
一般的に不妊症治療は年齢が高くなると成功率が低下します。
だからといって、当クリニックでは、一般論を理由に不妊治療の中止や継続をこちらからすすめることはいたしません。治療の主役は患者様ご本人。患者様が「もう少し頑張りたい」とおっしゃればそれをできる限りお手伝いするのが私たちの仕事です。
ただ、アドバイスとしていえることは、ご夫婦で人生設計についてよく話し合ってほしいということです。
不妊治療にはお金も時間もかかります。今妊娠したら、子どもが中学生になったときにお父さんは何歳になっているか、子どもが成人するときにお父さんはどんな状態にあるか、漠然とでも構いませんので、お二人で確認していただきたいと思います。
妊娠8週くらいまでをお世話いたします
不妊治療のゴールは妊娠。でもそれは新たなスタートです。赤ちゃんを授かったら、それはその先一生子どもを育てていくということの始まりです。
当クリニックでは、一番流産の危険の高い8週前後までを管理いたします。その後はご希望の産科に紹介状を書きますので、妊婦健診、出産などはそちらでお願いいたします。
ちょっとした変化が思わぬ効果を生むことも
ほかのクリニックで妊娠しなかったのに、当クリニックで妊娠した方は確かにいらっしゃいます。
それは、当クリニックが「妊娠させた」のではありません。「患者様の妊娠するタイミングをうまく引き出せた」「いい具合にお手伝いができた」と思っております。
頻繁にクリニックを変えることは決しておすすめしておりません。
ただ、ある程度治療をしても結果が見られないとき、「病院を変えようかな」と思うようなことがありましたらご相談ください。