人工授精をしていますが、禁欲期間が1週間ほどでは少ないでしょうか?
そんなことはありません。
精子の少ない男性であっても、むやみに長い禁欲期間をもうけても、あまり効果はありません。
かえって長すぎる禁欲期間は精子の運動速度が落ちたりして逆効果です。
そんなことはありません。
精子の少ない男性であっても、むやみに長い禁欲期間をもうけても、あまり効果はありません。
かえって長すぎる禁欲期間は精子の運動速度が落ちたりして逆効果です。
自宅に帰ってからも安静にする必要はありません。
それで精子が子宮外にこぼれ落ちてくるというわけではありません。
ご自宅があまり遠方でないならば、ご主人に病院においでいただかなくても結構です。
ご自宅で精液を採取していただいて、奥様がお持ちいただければ結構です。
人工授精の精液処理の方法には様々な方法があります。
射出された精液はそれほどきれいというわけではありません。
白血球や剥離した細胞、時には雑菌も少量混じります。
おまけに精液中の精子がみんな生存しているわけでもありません。
従って人工授精を行うときには生きて運動している精子の割合を高めて、なるべく精子のみを含む液を子宮内に送り込んであげないといけません。
このために精子を遠心分離で集めてきます。
そして、この精子濃度が極めて高くなった沈殿層を新しい培養液などと重層して生きて運動している精子のみをなるべく集めるという操作をします。
このきれいな上の培養液中の生きている精子を集める方法の一つがスイムアップという方法で、運動性のある精子ならば、一定の割合できれいな培養液中に泳ぎ上がってきます。
この泳ぎ上がってくる精子を集める方法です。
このほかに特殊なガラス管を用いますがスイムダウンという、泳ぎ上がった後に重力の関係でまた下に降りてくる精子を集める方法だとか、グラスウールなどを用いて精液を濾過して集める方法もあります。
ご主人の精液所見の悪い場合には一般に、漢方薬や細胞賦活剤などが用いられてきていますが、著明な改善が見られるかというと望み薄といえます。
ただ個人差がかなりありますので、正直なところは服用してみてもらわないと分からないというところです。
服装としては下着はゆったりとしたもの、ジーンズなども肌にぴったりとしたものは、はかれない方がよろしいでしょう。
また喫煙をなさっているのならばおやめいただいた方がよろしいです。
喫煙により明らかに精液所見は悪化します。
人工授精はすごい確率で妊娠するというわけではありません。
1回の治療だけでは難しいかどうかは判断できません。
大体人工授精では、1回から4回くらいまで同じくらいの妊娠率が期待できるともいわれていますのでもう少し頑張ってみられるのがよいと思います。
人工授精で妊娠が得られるのは大体6回くらいからせいぜい8回くらいまでという統計が多いと思います。
これ以上行っても害はないと思いますが、妊娠する確率が非常に少なくなるので漫然と繰り返すのは得策ではないと思います。