院長のひとりごと

2016.09.28更新

 核移植で人間の新生児が誕生したというニュースが駆け巡っていますね。とうとう誕生したかという印象ですね。この技術は畜産関係では知られた技術で、私も20年くらい前にJack Cohenの講習会で牛の卵を使って細胞質のミトコンドリアの移植と一緒に行ってみましたが、こういうことも将来可能になるのかあと思いました。それからそれ程立たないところでサンフランシスコで行われたアメリカの不妊学会で核移植をして妊娠反応が出たとか言う発表の抄録を見ましたが、実際には発表されなかったので恐らく初期の流産になったのかなと思っていました。それ以来この手の発表はされてこなかった(そう言った卵子を作成し受精させたというような発表は見かけましたが)のですが、とうとうそうやって出来た胚を移植して子供が誕生してきたかという思いです。
 3人の遺伝子の混在するというタイトルが付いていたので何かなと思いましたが、ちょっと表現がおかしいですね。そういう言い方をするのなら普通の妊娠でも2人の遺伝子が混在するということになりますから卵子が本来持っているミトコンドリアと異なるミトコンドリアではありますが、このミトコンドリアの遺伝子は一人歩きして働く遺伝子ではなく、母性遺伝とは言われていますが、どうもミトコンドリアも純粋な母性遺伝のみではないという説もありますので、推測ですがものすごく重大な異常が起こるようには思えません。

 このニュースいいのか悪いのかわかりませんね。ただ卵子の質がよくなくて細胞のエネルギーを生み出すミトコンドリア入れ替えるということで行ったということではなくて、ミトコンドリアに異常をきたす遺伝疾患を持った人に対してという大義名分はありますが......

投稿者: いくたウィメンズクリニック

2016.09.27更新

朝晩がめっきり涼しくなりましたが、まだまだ湿度は高く昼間は結構温度が上がりますね。桜の葉も黄色く色づいた葉が緑の葉に混じってくるようになりました。楠も葉の中に煉瓦色に色づいた葉が混じるようになりました。ああ、紅葉の季節が近づいてくるなあと思うのですが、紅葉はアントシアニンが蓄積して赤く色づく木々も綺麗ですが、鮮やかに黄色く色づく木々が赤く色づいた木と混じると一層美しいなあと感じます。100m道路の両脇の銀杏の木々が色づくのも壮観ですが、やはりこれに赤く色づいた木が混じると一段と引き立ちます。銀杏の葉というと、ちょっと前に認知症防止の効果があるということで日本から輸出されていましたね。銀杏は中生代から新生代にかけて繁殖した後ほぼ絶滅し、今となっては「生きる化石」ともいわれる樹木で、外国の植物に詳しい人が日本に来ると驚くのだそうです。ヨーロッパの木は日本から持っていった木が繁殖したものだとか。本体も葉っぱも日本から輸出されたのですねえ。日本ではごく普通に目にする樹木なのですがね。日本が育ちやすい環境だったのでしょうかね。もうすぐギンナンが落ちてきますよ。ちょっとくさいですが..... これも秋の香りでしょうか。

投稿者: いくたウィメンズクリニック

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