院長のひとりごと

2012.08.11更新

そろそろ、夏の夜空を彩るペルセウス流星群のみられる時期になりましたね。12日の夜がピークになるそうですが、天候が崩れそうな気配でちょっと心配です。夏や冬の夜空は見上げていても飽きない豪華さです。夏は白鳥座のデネブ、わし座のアルタイル(彦星)、こと座のベガ(織り姫)この間を流れる天の川。もっとも名古屋の夜空ではとても天の川はよくわかりませんけれど。山の中に入って空気が澄んでいる新月の夜などは本当に空から落ちてくるような錯覚さえ覚えます。子供の頃に実家の鳳来寺で空を見上げてあまりの星の多さに怖くなるほど驚いたのを今でも覚えています。その子供の頃の体験以来あの今にも降ってきそうな星空を見る機会がなかったので、もう20年以上前になりますが、モロッコのマラケシュで国際学会があったときにわざわざ大口径の双眼鏡を持って行って夜空を見上げてみたことがありました。しかしそれほど感動するような夜空でなくて天の川がわかるという程度で、これなら日本の中でも見られる程度だなあとがっかりしたのを覚えています。夜空を見上げていると何となく心が落ち着くものですね。この流星ショーは言い換えれば、いろいろな種族の人間が地球という宇宙船に乗って宇宙を旅する間に、塵が溜まっている場所を通り過ぎるときに塵が大気圏に入って燃え尽きるときの現象でしかないのですよね。しかしそうであるから、尚更地球という宇宙船を大事にして乗客である人間がみんな仲良く手を取り合って幸せな将来のためにと進んでいかないといけないのだと思うのです。そんなことを考えると一人でも多くの方に人類の将来を託せる後継者を育ててもらえるようになお一層がんばらねばと、少々疲れてしまって気持ちが萎えそうになっているときには思い直すことができます。今年もできる限り夜空を眺め、流星を見つけて一人でも多くの方が妊娠出産ができますようにと願いをかけなけれは。神頼みかと言われそうですが、私は人事を尽くして天命を待つという言葉にもあるようにできる限りのことをしても最後は神の存在する部分があると思っているのです。物事がうまくいかなかったら自分のなすべきことが足りなかったから、うまくいけばそれは自分のなすべきことがまあまあできただけ、足りないところに神の手助けがあってできたことで、神様に感謝なんですよね。自分が何とかしてあげたとか言うような思いあがりは可笑しとおもうのです。他の人の喜びに参加させてもらっただけというのが正しいのではないでしょうか。さあて、夜空でも見に行きましょう、ついでにちょっと個人的なささやかなお願いもしようかな

投稿者: いくたウィメンズクリニック


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