院長のひとりごと

2012.01.01更新

2012年になりました。朝は少々曇っていたものの風はそれほどではなく外に出てみても意外と寒くない一日となりました。お昼過ぎに近くの氏神様にお参りに行ってきました。いつもはほとんど人通りがない神社ですが、元旦のお昼過ぎであまり寒くないと言うこともあって結構初詣の人達が次々に見えて、寒さのためにたき火も行われていて暖をとるヒトも見え、流石にお正月だなあと感じさせる光景でした。そういえば昔は普通に見られた冬の風情とも言えた焚き火というものが、ダイオキシン騒ぎで消え失せて久しいですね。冬はあのたき火の中に薩摩芋を入れて、ほかほかの湯気が立つ焼きたてのお芋を食べたりしたことが懐かしく思い出されます。最も若い人達には何のことだかと首をひねることなのでしょうが。そういうお正月の定番の双六、おたふく、カルタ取り、羽根つきなどはほとんど見られないのではないでしょうか。まあ、確かにそれほどおもしろい遊びという程のものでもなかったですがね。今はさしあたってコンピューターゲームか、PSP、DSとかなのでしょうが、これも少したてばスマートフォンの遊びになってしまうのでしょうかね。年末も押し詰まって親戚の葬儀に新幹線で出かけたのですが、隣に座っていた母親と高校生くらいの息子の二人はずっとお互いのスマートフォンをいじりっぱなしで顔も見合わせない状態で時にはPSPを持ち出したりもしていました。マイクロチップを持った人間が作り出した小さな機械に思考回路をほとんど取り込まれるように熱中している。そんな姿を見ていて、なんだか親も子も自分以外の人との面倒な関わりよりも、小さな機械とのコミュニケーションの方が楽とでもに言わんばかりに熱中しているという姿が現代の親子の像なのかなとちょっと心配になりました。

投稿者: いくたウィメンズクリニック


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