院長のひとりごと

2011.07.29更新

精子というものはいつも面白いものだなあと思ってしまいます。精子のあの形と運動を見ているといかにも生き物という感じですが、睾丸の中での精子の元になる細胞が変化して、大事な遺伝情報を詰め込んだ染色体は小さく小さく折りたたまれてあの頭の部分になるし、細胞から尾部(しっぽ)が出来てきてあの形になるのですよね。そしてエネルギー生産のもとであるミトコンドリアを時代劇の旅人の振り分け荷物よろしく頭の後ろ(正確には中間部と言いますが)に巻き付けて旅に出るんですよね。顕微鏡などで見たときに必死にしっぽを振って泳いでる様は、まるで小さな水槽の中で飼われているアンドロメダカ(ちょっと古いですか?今は別な小さなエビの一種だったかのものも売っていますね)みたいにも思えます。卵子を求めて一生懸命泳いでいる様をみていると、世の中の旦那さんが一所懸命働いて頑張って給料を家に持って帰っている姿とダブってみえて、思わずガンバと心の中で叫んでしまいます。

投稿者: いくたウィメンズクリニック


SEARCH



CATEGORY

  • 女性の体と機能に関するぺ一ジ
  • 女性の為の健康生活ガイド『ジネコ』
  • 当院取扱いサプリメント
  • ドクターズファイル