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2009.12.27  閉経後のホルモン補充治療

ちょっと古い話ですが、閉経後の女性に対するホルモン補充療法は卵巣癌のリスクを上昇させるという記事がJAMAに7月に掲載されています。どのような方法で行うかによる差はなくて、治療を行っていないヒトに比べると1.38倍の発生率だとか。中止して時間がたつほどリスクは減少するということですが、ふと不思議だなあと思う記事でもあります。疫学調査のようなものなのでどうしてそうなるかという点についてはよくわかっているわけではないのですが、「生理のある女性に対してピルのようなもので排卵を抑制しておくと卵巣癌のリスクは減りますよ」というお話をピル希望の方にはお話ししているのですが、排卵もなくなってしまって卵巣が働いていない女性にホルモン剤を使用すると卵巣癌の発生頻度が高くなる、という点がどうもすっきりしないなあと思うのです。乳ガンのように本来女性ホルモンの影響を受けなくなって癌の発生頻度が下がってくる閉経後の女性にホルモン治療をしていると、乳ガンの発生が治療をしていない女性に比べて高くなるということは乳ガンがホルモン依存性の腫瘍なので納得がいくのですが、どうもこの閉経後のホルモン治療で卵巣癌がというデータはすっきりとしないのです。本当にこのデータが普遍的に正しい事実であるのかはもう少し時間がたっていくつかのデータが出てこないとわかりませんが....

投稿者 いくたウィメンズクリニック (22:01) | PermaLink
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